メトロノームとは 2

前回の記事で、ピアノ練習に使用するメトロノームは

あくまでもその曲のテンポを知る目安と捉えて頂きたいということを

書きました。では子供のテンポが定まらないと感じた場合はどうしたらよいでしょうか。

 

 ダンスの練習をイメージしてみると、

ダンスは、音楽に合わせて、色々な動きをするにあたり、

初めのうちは苦手な箇所は遅れたり、間違ったりする事と思います。

大人でもそうですよね。

 

 ピアノも同様に、苦手な箇所や弾きなれないところは

テンポが遅れることもあるし、止まることもあります。

一見してテンポの狂いと感じるところにも、その箇所の技術が

単に追いつけば、スムーズに流れていく、という事は多いのです。

 

 しかし、その技術を身に付けることが、

ピアノレッスンの長い課題のひとつなので、

簡単に直るものばかりではありません。

 指摘するこで、そればかりに気を取られて

全てが崩れてしまうこともあります。

 ですからそこには繊細な見極めが必要で、

その子その子の「今」の「許容範囲」を考えてあげるべきです。

 

 確かに、初歩のピアノ教本の曲は、比較的一定のテンポに出来ています。

でも、少し進めばすぐにその様なものばかりではないことに気が付くと思います。

そこに来てはじめて、自由に!情緒的に!といっても真逆の練習しかしていない場合は、

全く感覚が養われないわけです。

 

 もちろんテンポは大事ですが、それが機械的にならぬように、

レッスンでは、一緒に歌ったり、私の手の上に子供の手を置いてもらいながら

演奏したり、演奏中背中でリズムを取ってあげたりと、自然な拍の感覚を養っています。

 

 ちなみに今度4年生が発表会で演奏する曲↓

ベートーヴェンのエコセーズ

♩=100くらいの演奏でしょうか。

とはいえ、リズミカルな抑揚あるメロディは、

メトロノームの拍をすぐに脱していきますね。

 

リズムは拍を矯正的に直そうとすることを重視していると、

その後3、4年生でこういった自由さを手に入れるのは、

想像以上に難しいことです。

是非、おうちの練習でもご参考になさって下さい♪